運転する時に最も気をつけていること
自分がこういうテーマの記事を書くにあたって
クルマを運転するときに
何に一番気を付けているか
という事を考えてみました。
バス運転士を引退した今でも
毎日のようにクルマを運転しています。
さすがにバスのように大きなものを運転する機会はなくなりましたが
乗用車と仕事用の軽トラにも毎日のように乗っています。
もはや日常的なことなので
緊張感もなく平常心で乗っていますが
どんなに運転が慣れていても
一番気を付けているのが
発進するとき
だということが分かりました。
もちろん、交差点の右左折時や
車線変更のときなど
気を付けて運転する場面はありますが
やはり発進する時が一番です。
たとえば
コンビニやスーパーの駐車場から発進する場合でも
① クルマに乗り込む
② ドアを閉める
③ シートベルトを締める
④ ブレーキペダルを踏んでエンジンをかける
⑤ ギアをドライブ&サイドブレーキ解除
⑥ 周囲を確認してペダルから足を離す
⑦ 発進する
という、わずかな時間の間に
これだけのルーティンワークをしていることに気づきます。
これは別に難しい事でも、面倒くさい事でもなく
多少の順番の違いはあれど、
クルマを運転する人のすべてがしている事です。
私はこのプロセスの中で
⑥と⑦が一番慎重になっています。
自分のまわりに誰もいないか
何もないか
ミラーを見、目視でザっと見渡してから
じわっ
とブレーキから足を離します。
何かあったら、すぐに止まれるようにし
そこからアクセルをふかしていきます。
それほどに慎重になっているのです。
そして
最近よくあるニュースで
アクセルとブレーキを踏み間違えて急発進
という事故がありますが
これは
④ブレーキペダルを踏んで・・・
をきちんとしていれば
起こり得ない事故
だと思うのです。
路線バスの会社には
『危ないときはまず止まる』
という行動目標があります。
言い方を変えれば
止まってしまえば大丈夫
ということなのです。
このことを気を付けるだけで
世の中の交通事故の何割かは防げるかもしれません。