クルマにかかる経費のはなし、ガソリンのこと
軽自動車や乗用車など
多くのクルマはガソリンで走ります。
マツダのクルマなどでは一部、軽油を使うクリーンディーセル車がありますが
電気自動車を除いて、ほとんどのクルマはガソリンで走ります。
最近、ガソリンの値段がべらぼうに高くなっていますが
これはクルマを運転する人にとっては切実な問題です。
よく
クルマの燃費がどうとか
リッター〇〇キロ走るとか
耳にすることもあるとは思いますが
これは、ガソリン1リットルで何キロ走るかという事です。
たとえば『リッター15キロ』というと
ガソリン1リットルで15キロ走る
ということです。
そんなもの、どうやって測るの?
クルマのスピードメーターのところに
走行距離が表示されていると思います。
これはオドメーター(累積走行距離)とトリップメーターがあり、
デジタル式ならつまみやボタンなどで切り替えができます。
ガソリンを入れたらトリップメーターをゼロにリセットし、
次にガソリンを入れる時のトリップメーターで距離を確認します。
(リセットの方法などは、それぞれのクルマの取扱説明書を参考にしてください)
トリップメーターの距離÷ガソリンの量=燃費(km/リットル)
となり
おおよそのクルマの燃費がわかります。
たとえば、トリップメーターが400キロ、入れたガソリンの量が30リットルの場合
400(キロ)÷30(リットル)=約13.3キロ/リットル
リッター13.3キロ
となります。
こう考えると、スーパーマーケットで牛肉のグラム単価を気にするように、ガソリン1リットルの値段というのは、にわかに現実的で切実な問題になるというのがわかりますよね。
燃費は道路状況によっても違いますし、
クルマに乗る人数、積載荷物によっても大きく変わってきます。
都会の渋滞ばかりの道路よりも、スイスイ走る高速道路のほうが燃費はよくなりますし
トランクなどに余計な荷物などをたくさん積んでいるとどうしても燃費が悪くなります。
また、人によっては、満タン入れると、その燃料の重量で燃費が悪くなるので、7分目くらいにしか入れないという人もいます。
普段はそれほどに気を遣わなくても、ガソリン代が上がると、そこまで神経質になる気持ちもわからないではないです。
燃費の計算も、最近のクルマはいちいちそんな計算をしなくても、メーターパネルに燃費が表示されることも多いので便利です。
レギュラーとハイオク
ガソリンには値段の安いレギュラー(無鉛ガソリン)と値段の高いハイオク(無鉛プレミアム)の2種類があります。
軽自動車、乗用車のほとんどはレギュラーを使用します。
ハイオクはオクタン価というものが高いガソリンで、エンジンの燃焼に影響するものです。
スポーツカータイプのクルマなどで使用します。
軽油だから軽自動車用だと思って入れてしまった。
なんていうことを、うわさで聞いたことがありますが、これはやってはいけません。
万が一、入れてしまったら、エンジンをかけずにガソリンスタンドのスタッフさんなどに声をかけてください。
入れた燃料を抜き取る
などしなければいけないと思います。
今はセルフのガソリンスタンドが多いので注意が必要です。
ガソリンのノズルも
赤:レギュラー
黄:ハイオク
緑:軽油
と、統一されています。
セルフのガソリンスタンドは自分で給油しますが
セルフ以外のところでは、スタッフの人がガソリンを入れ、窓を拭いてくれたり、灰皿やごみを片付けてくれたりします。
その分、ガソリン単価も高くなりますが、
例えば、タイヤの空気圧をチェックしてくれたり、バッテリーの具合を確認してくれたり、洗車をしてくれたり
いろいろ面倒をみてくれるので、時々は利用するのもいいと思います。
セルフなどなかったころは、燃料を入れてオイル交換をしてもらったり、洗車をしてもらったりして、店員さんと仲良くなったりもしたものです。
最後に
タバコを吸う方は、ガソリンスタンドでは当然ながら
絶対に禁煙
です。
くれぐれもご注意ください。