おすすめドライブコース(和歌山県・国道42号線)
おすすめドライブコースです。
現在は福岡県に住んでいますが、長い時間を大阪で過ごしてきたので関西エリアが中心になるかもしれませんが、時々おすすめのドライブコースを紹介していきたいと思います。
まずは第1回目
せ~の、ドン!
和歌山県南部の白浜温泉~潮岬~新宮エリアです。
紀伊半島の南部に位置する白浜温泉。
関西で温泉と言えば、白浜というぐらいに有名なリゾートスポットです。
関東で言えば熱海か草津、九州なら別府、といったところでしょうか。
まずは温泉が有名ですが、夏は海水浴客で大変にぎわいます。
白浜にある
に行くと、実は上野動物園よりも多くのパンダがいるのです。
高速道路が開通するまでは、
夏休みや行楽シーズンになると主要道路の国道42号線などの渋滞は本当にひどいもので、ハイシーズンには大阪市内からだと時間にして5~6時間かかっていたかもしれません。
今は、高速道路が白浜より南側にある「すさみ町」あたりまで伸びているので、昔のような渋滞はなくなりました(それでも高速道路が渋滞することはありますが)。
和歌山市から国道42号線が、紀伊半島の海沿いをグルリと走っています。
おすすめは、白浜から南側。
高速道路はぜひ、白浜あたりで降りて、
そこからは国道42号線を走ってください。
きれいな海沿いの道を南へ南へ、
本州最南端の串本町、潮岬へほぼ一本道に走ります。
42号線と並行して走るのが、JR紀勢本線。
特急くろしお号なんかと、時々すれ違いながら走ります。
海沿いの道はいろんな表情の景色を見せてくれ、
岩礁の多い海岸線は、黒潮の名にふさわしく、荒々しい表情を見せてくれます。
美しい海岸線の景色と、少ない交通量、信号のほとんどない一本道は、最高のドライブコースです。
すさみ町を超えて、江住、和深などの小さな漁村を抜けるとやがて串本町。
本州最南端の潮岬へは途中で右折し、海の先に突き出た半島に行かなければいけません。
潮岬には灯台があり、そこから見える海の景色は見渡す限り海ばかり。
雄大な水平線、海の広さが体感できるところです。
潮岬の東側にある大島は、
その昔、明治23年(1890)にトルコの軍艦、「エルトゥールル号」が難破し、付近の住民たちが親身になって救助したというところです。
これがきっかけで、トルコは親日国になっているという話です。
潮岬から串本へ戻り、再び国道42号線へ合流し、さらに東側へ。
海にそびえたつ橋杭岩という奇岩を眺めながら、古座、太地を越え北上するとやがて紀伊勝浦です。
そこから山のほうへ行くと、那智大社があり、有名な那智の滝があります。
さらにそこから北上すると新宮市。
このあたりは、熊野速玉大社があり、那智大社なども含めて
の玄関口にもなっています。
神話の時代からの歴史とかかわりも深く、山深く、遠いところにあるのが紀伊半島の面白さかもしれません。
串本、新宮はなかなかたどり着くのも大変ですが、機会があればぜひ訪れてみてください。